部分浴


全身をお湯に浸けるだけが、入浴ではありません。
体の一部分だけをお湯につける入浴法【部分浴】にも、
いろいろ挑戦してみよう!

人の体は一部分が刺激されると全体が影響を受ける

 部分浴とは文字通り、手や足など体の一部分を温かいお湯に浸ける入浴法です。時間がないときや、お風呂に入れないときでも、手軽にできて効果抜群。体にかかる負担が少ないので、高齢の方にもおすすめできます。
 以前は部分浴というと、寝たきりになっている方の体の洗浄やリラックスのためのもの、というイメージが強く、一部の医療従事者しか行っていないものでした。最近では、アロマテラピーやリフレクソロジー(足裏反射区療法)といった、部分浴を積極的に摂り入れた民間療法が広まるにつれて、一般にも浸透し始めていますが、まだまだ生活に根づいているとはいえません。
 人体のいろいろな部分は、精密につながっています。特に手や足には、各器官や内臓につながる神経が集まっているといわれる個所があります。部分よくはそのようなところを温めることで、間接的に全身の臓器を活性化します。また、血行が滞りやすい末端が温められると、全身の血行促進が助けられ、お風呂に入ったときと同じくらい体が温まってきます。
 このように、いいことずくめの部分浴。ぜひ、気軽に取り組んでみましょう。


足 湯 【効能】疲労回復・自律神経調整
バケツや足湯器に湯をためて、ふくらはぎの中ほどまで足を浸けます。足が極端に冷えているときは、38度ほどのぬるめの湯から42度ぐらいまで、少しずつ温度を上げるようにすると、汗をかきやすくなります。
左右で温まり具合が違う場合もあるので、そのときは赤みの薄いほうの足だけ湯に浸けて、両足の赤みが同じくらいになるようにすると、左右の温度差が調整されます。
し り 湯 【効能】月経不順・便秘・膀胱炎・痔
おしりだけを湯に浸けます。バスタブに20cmほど湯をはるか、大きめの洗面器や桶に湯をはって浸かっても。
腰 湯 【効能】腰の冷え・全身の倦怠感
おへそが隠れるぐらいまで湯に5〜15分浸かります。
上半身はTシャツをきるなどして冷やさぬように。
手 湯 【効能】肩こり・手の疲れ
熱めのお湯を洗面器などにはり、手首までお湯に浸けます。
手を開いたり閉じたり、指を曲げたり引っ張ったりしながら2〜3分。
ツボをマッサージすると効果的。
ひ じ 湯 【効能】腕全体の疲れ・冷房で腕の関節が痛いとき
手湯と同じように洗面器などにお湯をはり、ひじをお湯に浸けます。
眠れない夜にも・・・
おやゆび湯 【効能】心身の緊張がほぐれる
コップにお湯をはり、指を浸けます。
仕事や勉強を頑張った後に、もっとも手軽な部分浴。
フェイシャル
スチーム
お湯の蒸気を顔に当てると、毛穴が開き、肌の汚れがすっきり。蒸気を鼻と口から吸い込むことで、気管のトラブルやのどの痛みにも効果的。

【方法】
お湯を洗面器などに移し、顔を近づけます。大きめのタオルを頭の後ろにかぶせて蒸気が逃げないようにし、鼻と口で呼吸します。その後、ぬるま湯で洗顔し、水で洗って毛穴をひきしめます。
※メイクは必ず落としてから行うこと。
頭 湯 入浴中、頭の上に濡れタオルをのせておくと、のぼせの防止になります。
また、頭に10〜20杯ほどお湯をかぶってから入浴すると、体がすぐにお風呂の熱に慣れるので、血圧の急上昇や湯から上がるとき、立ちくらみの防止にもなります。
しゃぶしゃぶ湯 熱めのお湯にざぶんと入って、3まで数えてぱっとあがる。交感神経が緊張して毛穴がひきしまり、気合が入ります。

注)体に負担のかかる入浴法なので、体調の悪い人や高齢者は控えてください。
冷え取りジャーナルVOL19より

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