日本はホントに長寿国?
医師として長年、厚生労働省で病気予防のプロジェクトに関わってきた先生は、ガン、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病など、生活習慣病と呼ばれる病気が、どんどん増えてきているという事実を前に、普段の生活習慣がいかに大事かを訴えています。
「日本は長寿国と言われていますが本当にそうでしょうか?現在、日本人の平均寿命は男性が78歳、女性が85歳ですが、平均的にみると55歳くらいからなんらかの生活習慣病を発症し、長い期間、病気に悩みながら過ごす人も多いのです」
「水」ならすぐに、見直せる
病気の予防には、3段階の考え方があります。普段から病気にかかりにくい生活を心がけ、発病を予防する「一次予防」。病気を早期発見する「二次予防」。発病してから、その進行を抑え、重病化するのを防ぐ「三次予防」。「二次予防」「三次予防」になると、検査費用、投薬代など、医療費が莫大にかかることにもなります。これでは老後の経済に、大きなダメージとなってしまいます。
やはり大切なのは、病気を一次予防すること。その中で、すぐに見直してほしいのは「水」の問題だと、先生は考えています。
「生活習慣の改善というと、運動しなくちゃ、甘いものを我慢しなくちゃ、など、”何かをがんばらないといけない”というイメージがありますね。でも、普段飲む水を替えるだけなら簡単でしょう?私たちが毎日、もっとも口にする物質は水です。そもそも人間の3分の2以上は水で出来ているのですから、その水をミネラルバランスのよい、体をスムーズに代謝する水にすれば、体の機能は自然と整います。人体はとても優れた精密機械。代謝機能を維持し、毎日ちゃんと老廃物を排せつできるよう整えておけば、100年はもちます」
生活習慣病などの病気を予防するには、個人それぞれの努力が大切です。
「私も毎日海洋深層水を飲んでいます。海洋深層水は体にしみ込みますね。70歳になりますが、この水を飲み始めてから内蔵の調子もよく、皮膚が乾燥して指先が乾いたりすることがなくなりました。体が潤っているのがわかります。職業柄、健康のために何をすればいいのかといろいろな方からよく尋ねられるのですが、そんなときは水分を十分に飲むことと、海洋深層水をおすすめしているんですよ」 |