外からも、中からも「いい水」を与えてあげましょう
スキンケアの基本は
「徹底的な保湿」



美しくなるためには表面だけでなく、体の中から美しくならなくてはいけません。
「現代人のほとんどは乾燥肌」ということなんですが、それはどうしてなのでしょうか。

現代人の9割は「乾燥肌」
 ニキビが治らないとか、毛穴が開いてしまっているなどの悩みを抱えていらっしゃる方が多いと思いますが、こうした症状が治らず、かえってこじらせてしまっている大きな原因は、「乾燥」であるということを、みなさん実感として持ってらっしゃらないようです。
 肌が乾燥することによって起こる免疫力の低下が、ニキビを修復する機能の低下をもたらし、ニキビが治りにくくなったりするのです。また、肌の脂は水分を逃さないためのバリア機能でもあります。乾燥肌だから余計な脂で水分を逃すまいとするわけで、あぶらとり紙を使ったり、毛穴パックを繰り返しても、水分不足のために肌を引き締め修復する機能が働かず、結局毛穴が開いた肌になってしまうのです。
 しっかり保湿をすること、外側からも内側からも水分を十分与えてあげることで、乾燥を防ぎ、肌は引き締まってきます。ニキビも脂肌も解消されます。現代人は空調設備の整った環境にいることが多いですから、ほとんどの方が乾燥肌だといってさしつかえありません。ふだんからのスキンケアはもちろん、肌の乾燥を招きやすい洗顔時、入浴時などは、外側からも内側からも「よい水分」を入れてあげる必要があるのです。

体の組成に近い、「体にやさしい」水を
 飲み水は腸で吸収され、血管に入り、栄養といっしょに肌の「真皮層」というところに届けられます。真皮層には水分を保つヒアルロン酸がありますから、この部分が水分で満ち、元気であれば、肌は弾力性を保ち、シワ・たるみを防ぐことができます。ただ、水分を欲しがっているのは肌だけではありません。人間の体の約70%は水分ですから、脳やその他の臓器も常に水分を欲しがっています。水分は、それらが潤ってから、最後の最後に肌の潤いのために使われますから、弾力のある肌になるためには、より積極的に水分を摂取しなければいけない、ということなのです。

むくみの原因は水分の取りすぎではない
 水を飲み過ぎると水太りになるとか、体がむくんでしまうとか心配される人も多くいらっしゃいますが、そういう心配はいっさいありません。体がむくむのは、塩分をたくさん摂ることによって、水を寄せて塩分を薄めようとする体内の反応で、決して水の飲み過ぎではないのです。
 それよりも、あまり水分を摂らないと血流が滞り、かえって冷えやすい体になってしまうリスクが高まります。体が冷えて、老廃物も排出しにくくなり、自律神経のバランスも崩れ、むくみやすくなってしまいます。賢機能が悪くて水分摂取を制限されている方はともかく、水分の摂り過ぎがむくみの原因ではない、ということは知っておくべきだと思います。
 海洋深層水は血液の組成に近い水ですから、「体にやさしい水」と言えると思います。吸収されやすく、自身が本来持っている免疫力を高める効果もあるのではないかと思います。
 このように、体にいい水をどんどん取り込んで、いつまでも弾力のある、プルプルとしたお肌を保っていただきたいと思います。


美肌ずくりの基本はいい水をたっぷり飲むこと!!
皮脂量が減る冬期、特に水分蒸散量も多いので、
こまめに水分補給をしましょう!