200人の臨床で明らかになった
海洋深層水の血液サラサラ効果
研究の結果、医薬品に負けない効果が認められ、医療業界でも期待されている!

「これはいい!」という実感から始まった研究
 
 高知市で脳外科を開業する先生は、ご自分で海洋深層水を飲んで体調がよくなり、「これはいい!」と実感してから、外来患者さんの協力を得て、海洋深層水の研究を始めました。
 「3年前から始め、200人以上のデータを集めました。体を温めて血流をよくしたり、血液をサラサラにしたりと、思った以上の効果に驚いています」
 まず、患者さんたちに、コップ1杯の深層水を飲んでもらい、30分後に体温を測ったところ、10人中9人の割合で体温が上がりました。(写真参照)
 「これは、血流が改善して、体温が上がったということです。さらに長期飲用を続けた方たちは、肩こりや腰痛、冷え症、生理痛などの改善も見られました。血液をサラサラにする効果も認められました」

@海洋深層水飲用後30分後、体温が上昇(血流改善効果)

飲用前●顔の表面温度は30〜31℃でした

飲用後●温度が33〜34℃まで上がりました

A海洋深層水飲用後に血液がサラサラになることが血液検査によって判明

B海洋深層水を長期飲み続けると、肩こり、腰痛、冷え症、生理痛が改善

ミネラルだけではない、深層水の底力

 脳外科には、脳梗塞の恐れがある患者さんが大勢訪れ、薬品で血栓を溶かす治療なども続けられています。そして実験の結果、海洋深層水によっても医薬品に負けない効果があることがわかったといいます。
 「海洋深層水を飲用後、『血小板凝集能』という、血液サラサラ度を調べる血液検査を行ったところ、かなりはっきりとした効果が現れました。私は、海洋深層水を活用すれば、血栓を溶かす薬の減量にもつながると考えています。また興味深かったのは、逆に数値が低く、血液がサラサラしすぎて出血しやすい人の場合はフィードバック作用というか、数値が上がったことです。この効果を考えると、脳出血や潰瘍性大腸炎、難治性鼻出血など、出血性の疾患をもつ人にとっても海洋深層水が有効であることがわかります」
 海洋深層水の健康効果が大きいということが、海洋深層水はなぜそれほどの結果をもたらしたのでしょうか。
 「人間の体液とほぼ同じミネラルバランスということはもちろんですが、特に血液サラサラ効果に関しては、ミネラルだけでなく、リン脂質などをはじめとした有機化合物の働きが大きいのではないかと思っています。また、長時間圧力を受けたことによって、何らかの作用が起こっているのかもしれません。有機化合物の分析に関しては、京都大学薬学部に依頼して検査中です。まだまだ解明されていない部分も多いので、今後も研究を続け、海洋深層水を多くの医療分野で活用していきたいと思っています」


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「脳」のために、いい水を飲みましょう
「全身の司令塔」である、脳が喜ぶ水とはどんなものなのか?

脱水症状は脳の障害
 
 今回お話を伺った脳生理学者の先生は、昭和2年生まれの現在77歳。
 毎日2時間のウォーキング、そしてスポーツジムで汗を流すという日課を続け、そのおかげで足腰の丈夫さは言うまでもなく、つややかなお肌など、とてもそのお年には見えないくらいお元気です。
 もちろん健康を保つには運動だけでなく、バランスのよい栄養の摂取、そしてどんなことにも興味をもつような、若々しい「脳」でいることが大切です。そのためには「水」がとても大切な役割を担っていると、先生はおっしゃいます。
 「水分をいちばん欲している臓器、それは『脳』です。脳が働いてこそ、人間は存在します。潤いのある肌になるために水をたくさん飲んだとしても、その水分を肌に届けなさいと指令するのは脳ですからね。
 ですから、脱水症状というのは、いわゆる『脳の障害』です。体の各機関が必要としている水分を調節する、脳の大切な働きが狂ってしまったということですからね。水をたくさん飲んで、血液循環をよくしてこそ、脳が活発に活動するのです」

ミネラルは脳にも必要な栄養素
 ただ、水ならどんなものでもいいというわけではないようです。
 「最近の水はよくないですね。おいしくないし、水道水など、有害金属が混じっている恐れがある水は健康にもよくありません。有害金属を体内に入れて、真っ先に障害を受けるのは脳です。はっきりしていませんが、子どものADHD(注意欠陥・多動性障害)と有害金属は密接な関係があるといわれていますね。
 しかし、だからといって蒸留水や濃度の薄い水を飲むのはよくありません。そういった水は、体内に入れると、体内の栄養分を奪ってしまう恐れがあるのです」
 体にとって、脳にとっていい水は、有害なものが入っていないのはもちろん、ミネラル分がバランスよく入っている水、と先生はお考えです。
 「脳のための栄養素というと、たんぱく質がすぐに思い出されますが、脳が正常に情報伝達をするためには、たんぱく質だけではどうにもなりません。ナトリウム、鉄分、カリウム、クロムなど、バランスのよいミネラルがなければ、神経細胞同士がドッキングして、細胞の『ネットワーク作り』をすることはできないのです。
 またミネラルは、活性酸素の害を減らすことでも積極的に摂りたい栄養素です。
 昔は旬の野菜を食べて、精製されていないお米を食べればミネラル分は補給できました。井戸水にもミネラルが含まれていたから、ミネラル不足になる恐れはなかったのです。いまと違って酸性雨などの問題もありませんでしたね。
 しかし、品種改良などでいつでも食べられるようになった現代の野菜には、あまりミネラル分は期待できません。そういった意味で、ミネラル分がバランスよく入っている水を補給するのはいいことですね」
 脳の約80%は水分でできているといわれています。その構造を維持するためにも、正しい働きを続けるためにも、「いい水」は必要不可欠ということなのです。


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