(交感神経=顆粒球)、(副交感神経=リンパ球)という2つのペアのバランスが崩れて
どちらか一方に片寄ってくると、その人の体質や気分にまでも影響を及ぼします。
昼に働く交感神経は、「エサとりの神経」
交感神経は別名「エサとりの神経」といわれ、主に昼間に働いている神経です。
エサを取りに行くときは、交感神経が優位になるので、心臓の拍動が高まり、血管が収縮して筋肉が緊張し、心も体も「やるぞ!」という活動的な気分になってきます。このとき体内では、細菌の侵入に備えて顆粒球が増加します。交感神経は強いストレスやがんばりすぎなどでも興奮します。ただし、それがあまりにも続いて顆粒球過多になると、活性酸素が大量に発生して組織破壊による病気を招くことに。同時に、血管が収縮して血行障害が起こるので、体温は低下し、さまざまな病気にかかりやすい体質になってしまいます。
夜に働く副交感神経は、「休息と消化の神経」
一方、副交感神経は、興奮を鎮めてリラックスさせる神経です。交感神経が働いた後に副交感神経がしっかり作用すれば、心臓の拍動はゆるやかになり、血管が拡張して血流が回復し、筋肉の緊張もほぐれていきます。
副交感神経が優位になると、リンパ球が増加して、マクロファージや顆粒球が食べ残した小さな細菌を片付けます。副交感神経は、食物を食べるときにも優位になりますが、これは消化の消化の過程で異物が現れても処理できるようにリンパ球を増やしているのです。たくさんあれば心強いリンパ球ですが、あまりに増え過ぎると、敵ではないものに過剰に反応してアレルギー性の病気を招きやすくなります。
あなたは顆粒球人間?リンパ球人間?
顆粒球とリンパ球の比率は、その人の生き方や性格からも簡単に識別することができます。
リンパ球人間
顆粒球人間
夜・休憩の
副交感神経 優位
リンパ球40%
色白・ぽっちゃり型
性格
いつもニコニコ・のんびりしている・ストレスに強い・持久力がある・長生きする・うつ状態に近い
体質
下痢・アレルギー体質
昼・活動の
交感神経 優位
顆粒球70%
色黒・やせ型(過度な肥満)
性格
シャッキッとしている・しかめ面・活動的・怒りっぽい・躁状態に近い・活性酸素が多い・性欲が
強い
体質
便秘・胃潰瘍・胃もたれ・ガン体質
理想バランスに近づけよう!
「顆粒球人間」は、攻撃的で怒りっぽいが意思が強く、集中力があって働き者。一方、「リンパ球人間」は、ゆったりとした性格で感受性が強く視野が広いが、散漫なところがあるタイプです。
とは言っても、必ずこの2種類に分類できるわけではありません。ひとりの人間でも時と場合によって「顆粒球人間」になったり「リンパ球人間」になったりしています。
肝心なのは、一方に傾き過ぎず、適度なバランスを保つこと。自分が典型的な顆粒球人間だと思った人は、なるべくリラックスできる時間を作って副交感神経を刺激し、リンパ球を増やす生活を心がけましょう。
「天気が悪いと、体がだるい」これって気のせい?
天気によって気分が違う、そんな経験ありませんか?実はその原因、白血球のリズムにあるのです。
気圧によって変化する白血球
スカッとさわやかに晴れた日には、元気が出て、どこかへ出かけたくなります。反対に、どんより曇った日には何もやる気が起きずにダラダラと過ごしてしまったなんてことはありませんか?
一日の中でも、昼は顆粒球が多く、夜はリンパ球が多くなりますが、気圧によってもこの比率は変化し、その日の私たちの体調や気分にまで影響を及ぼすことがあります。
晴れた日=高気圧のときは、空気中に酸素の量が多い状態
。人間の呼吸は活発になって活動的になります。体内に酸素をたくさん取り入れると、交感神経が緊張して顆粒球が増えます。
曇った日=低気圧のときは、酸素が少ない
ため、体は呼吸をゆるやかにして、なるべく代謝を抑えようとします。自律神経は副交感神経が優位になり、リンパ球が増える、というわけです。
季節によって起こりやすい病気がある
さらに春夏秋冬という長いサイクルの中でも同じことが起こっています。
気圧が「高→低」へと変化する春には、体内でリンパ球が増えてアレルギー疾患が多くなり、高気圧が続く秋冬には顆粒球が増え、心筋梗塞や脳卒中などの病気が発生しやすくなります。
この白血球のリズムを理解しておくと、毎日の体調管理に大変役立ちます。京はどんな調子かな、と自分の体に耳を傾けてみましょう。
季節と免疫の関係のリズムを知ろう!
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