隠れ脳梗塞とは・・

MRI(磁気共鳴画像)で診断すると・・・
40代の3人に1人
50代の2人に1人
60代の8割以上の人が
隠れ脳梗塞である










脳梗塞とは、脳の動脈が詰まってその先に血液が行かなくなり、脳の神経細胞が傷つけられたり、死滅したりして起こります。この初期の段階で、数ミリ程度の小さな梗塞が数個出現し、段階を経るごとに、脳のあちこちに広がっていきます。自覚症状はなくても、放っておくと本格的な脳梗塞へと発展する、このような状態を「隠れ脳梗塞」と呼んでいます。

隠れ脳梗塞が増えだすと、
約3割の人が脳梗塞の発作を起こす

 隠れ脳梗塞の恐ろしい点は、自覚症状がないこと。また、たとえ症状があっても、普通は短時間で回復してしまい、重大な問題だと考えられていないことです。そのため放置されることが多く、重い脳梗塞に移行することが多いのです。
 脳のあちこちに隠れ脳梗塞が増えていることがわかってから、数年以内に約3割の人が脳梗塞の発作を起こすというデータもあり、また脳梗塞が日本人の死因ベスト3に入りさらに年々増加傾向のあることからも、隠れ脳梗塞は侮れません。
 早期発見と、日ごろから隠れ脳梗塞にならない生活習慣を身につけることが大切です。

こんな症状を感じたら、脳梗塞の危険信号
《めまい》  
目がまわるような感じを覚える。
《視覚・視野の障害》  
・片方の目が突然見えなくなる。
・視界が狭くなる。
・物が二重に見える。

《言語障害》
・「岐阜」が「ひふ」になるなど、ろれつがまわらずきちんと発音できない。
・話をしようとしても言葉が出てこない。相手の話を理解できない。

《ふらつき》
立ち上がろうとするときに、ふらふらする。
《一過性健忘》
・今聞いたばかりの話の内容を思い出せない。
・直前に自分が行動したことを忘れてしまう。

《えん下障害》
飲食物をうまく飲み込めない。むせる。
《運動麻痺》
左右どちらかの手足が動かしにくくなったり、
力が入りにくくなる。

《感覚障害》
左右どちらかの手足、または顔の片側がしびれたり、
感覚が鈍くなる。

              


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脳梗塞にならないために