
図2 被験者全体の安静時の心電図RT間隔
出典:タケダライフサイエンスリサーチセンター所長 木村美恵子先生との共同研究による |
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三つ目は心機能改善効果評価試験です。突然死対策として心臓の機能を改善して、健康な状態を維持できるとみられる結果が得られました。
ストレスが高まると、心臓に指令を送る副交感神経の働きが悪くなり、リズムが狂って不整脈の要因になる。これを防ぐには心臓ポンプ機能の素早い回復が重要。海洋深層水を飲んだ人の心電図の波形解析では、心機能の回復速度の指標であるRT(間隔)が短縮しました(図2)。心臓の筋肉の回復が促進され、不整脈などによる心臓突然死対策には有効といえます。
心機能の改善作用
RT(リカバリータイム、間隔)は、コンピュータ解析を応用し、心臓が収縮しもとの状態に回復するまでの間隔を計測したもの。
msecは1000分の1秒(ミリ秒)。データは統計学的に意味のある差を示している。 |